松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



迷うという事はとても良い事なのです

着色に迷いが生ずる事が稀にあります。

それは秋に多いような気がしています。



現在お店で販売している生菓子です。

先日このブログでご紹介した生菓子と同じ秋の色、秋の装いです。

赤の強い方は紅だけで着色しますと、桜色になってしまうので当然黄色を少しずつ差して朱色へと仕上げます。

今回、黄色の方が悩んだ方です。

いちょう色に仕上げるなら黄色だけで大丈夫。しかし、少し紅を差すならオレンジ色となり、いちょう色とはなりません。

迷った挙げ句、紅を差してオレンジ色にすることに決定しました。

結局、良い方向へと着地して満足のいく結果となりました。

山の木々の紅葉は緑から黄色、そして朱色へとグラデーションしていきます。燃えるような赤へと変化していく様を表現できたのではないかと納得しております。

迷いなくバシっと製品になる場合もありますが、散々迷って最後に良い結果に至る場合もあります。それはそれでとても嬉しいものなのです。

迷走してはもちろんいけませんが、迷うという事はとても良い事なのです。

たましい

おはようございます。

昨日は夜も更ける前に就寝し、今朝はキッチリと心のスイッチがオンに入れ替わりました。

今朝も丹波春日大納言小豆を炊いています。豆に火を入れると同時に娘たちのお弁当づくり、家族全員の朝ごはんづくりからスタートです。

おにぎり。

豚の生姜焼き。

私の精一杯の愛情を込めた魂の食事です。

元気の源は、やはりしっかりとした睡眠と食事だと私は思っています。その二つが揃ってこそ体も健康であって、体が健康でいられるからこその精神の安定なのではないでしょうか。

さ、今日も張り切ってまいりたいと思います。

仕事にも「たましい」込めて。

ぺしゃんこ

人生、山あり谷あり。

久しぶりに思いっきり踏み付けられてぺしゃんこになりました。

それでも雑草のように起き上がって葉を広げなければなりませんし、引っこ抜かれても再び根を張り茎を伸ばさなければなりません。

誰しもいい事ばかり巡ってはきませんもの。

明日もいつものように元気に起床し、いつものような自分に戻れるよう心を整えなければと自らに言い聞かせています。





今夜はささやかなご褒美の金麦を飲みながら、いつもと変わらぬ夕飯の支度を済ませて、みんなで美味しくいただきました。

ぺしゃんこ!

たまにはありがたく頂戴いたします。

この先もっと太い茎、もっと大きい葉を広げるために。

ちょっとやそっとでは私はくじけません。

人生は山あり谷ありだから面白く、生きている価値があるのだと思っています。平坦な道でのんべんだらりではあかんのです。