松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



こつこつ

昨日も両親との仕事が終わってから、私だけの静かな時間がやってきました。




私の仕事の相棒は音楽。昨日はブルースの神様マディウォーターズを聴きながらじっくり仕事に取り組みました。




コツコツと仕事を積み重ねていかないと、お正月に皆さまにご披露できる和菓子がしっかり揃いません。




ここが踏ん張りどころです。








仕上げたお干菓子は「白雪糕」。「はくせつこう」と読みます。




これはいわゆる落雁のようなもので、材料としましては餅米由来の粉が主なものであります。




この独特の香りと味がお好みの方も多いのではないかと思います。




私が考える「白雪糕」の最大の特徴はその発色の良さであります。




今年は新春の色合いをグラデーションで表現し、真ん中にアクセントとして新春の代表花である梅をイメージさせる色合いで締めました。




正月の足音がコツコツ、コツコツとすぐ近くまで聞こえるようになってきました。




焦りは禁物です。じっくりじっくり自分に向き合わなければなりません。