松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



あさがお

太陽が東の空から見えだす頃、朝顔がそれと歩調を合わせるように花を広げます。




ほどなくして太陽が登り切ってしまう頃には恥ずかしそうにくるくると花弁を閉じてしまいます。




朝顔は私のお気に入りの花であります。




私の仕事場の裏には昔から本当にちっちゃなオレンジ色の花を咲かせる朝顔が自生しているのですが、毎年あの可愛らしい花たちに会えるのを今かいまかと心待ちにしている自分がいます。




今年の春から裏の通路を改修するために、工事を進めてもらっているのですが、あのオレンジ色の花が芽吹いてくれるのかとても心配でなりません。




松屋長春の店頭に羽二重餅製の朝顔の花がパッと咲きました。








中は備中白小豆こしあん。




ぴーかん照りの晴れの日に、この朝顔はぴったりの和菓子ですが、まだまだ梅雨の気配が多く残る日々が続いています。




雨ばっかりの毎日で熱海や松江など被害が甚大なところも多々あるようです。




できるだけ早くの復興と被害に遭われた方々の心の平穏が少しでも訪れますように。