松屋長春の和菓子便り

尾張稲沢の和菓子店、松屋長春の毎日を皆様にお届けします。 末長くお付き合いをよろしくお願いいたします。



ユニコーン

昨日の午前中はとても静かでした。そう言えばロサンゼルス・ドジャースの試合がありましたね。稲沢まつりの初日だったからかもしれません。




大谷翔平選手、6回10三振の3ホームラン!




野球の本場アメリカで「ユニコーン」と言われる理由がわかったような、漫画の主人公のような大活躍でした。




さて、本日も昨日に引き続き国府宮神社の楼門横で稲沢まつり協賛の茶席が設けられております。




本日ご用意しましたのは羽二重餅製の「うずら餅」。








先日、鹿が秋を代表する動物だとお話しましたが、「うずら」も鹿と同様に秋を象徴する動物(鳥)であります。




ふっくら羽二重餅を楕円形に成型して、焼きごてで一本筋を焼き入れて完成です。この焼きを入れた一本筋がうずらの背中を表現しているのです。




私の修行先では色を付けない純白での提案でしたが、私的な解釈にて秋らしく小豆色で仕上げております。




こちらの「うずら餅」、少しばかりではありますが松屋長春店頭でも販売いたします。売り切れの場合はご容赦くださいませ。

秋色いっぱいで

本日、明日の二日間。稲沢市文化協会主催の稲沢まつり協賛「秋の芸術祭」の茶席が設けられております。




場所は国府宮神社の楼門、向かって左側。




本日の茶席菓子は「秋らしい和菓子でお願いします。」との事でしたので、紅葉にはまだ少し早い時期ではありますが秋色いっぱいの雰囲気を盛り込んでつくりました。




こなし製、こしあんの取り合わせ。朱色と黄色の2色仕上げであります。




こちらはぴったりの数しかつくりませんでしたので松屋長春の店頭には並びませんが、気になられた方は是非国府宮神社まで足をお運びくださいませ。





鹿

ちょうど今から隣の一宮市までこの和菓子を配達に行くところです。




「鹿の子薯蕷」




ヒョウ柄のように見えなくはありませんが、シカの背中をイメージしていただけるようにつくっております。




鹿は当然一年中山にいる動物ですが、どうして秋を代表する動物に鹿が選ばれたのでしょう?




秋は鹿の恋の季節。求愛行動の一つで鹿は鳴くんです。その鳴き声がどこかもの寂しい感じを受けます。昔の人はそんな鹿の姿を見て、恋や孤独や寂寥感を己に当てはめて詩や歌を詠んだのです。




そんな理由から鹿は秋を象徴する色々なものの一つに数えられているのです。




和菓子の世界では鹿にもみじの紅葉の図案が非常に有名であります。